そんなある日、スタジオ入りしたところ、先週まで私が座っていた席に、蘭ちゃん役の山崎和佳奈ちゃんが座っており、仲睦むつまじく、みなみちゃんとお話ししている! 
個人的には仲の良い、和佳奈ちゃんではありますが…なんでしょうかねえ、あの時の敗北感。
ああ、そこはもともと私の席じゃないんだ…。そうじゃなかったんだ、もう何年も前から…。

自分が途中参加であることを今さらながらに痛感し、遠く離れた、しかも二人がよく見える席を陣取り無言で座る…(大人げない)。

とはいえ、哀ちゃんは、(阿笠)博士と一緒に登場することが多く、スタジオ入りした博士役の緒方賢一さんが「哀くんの席を取っておいたよ」と、ご自分の荷物を椅子に置き、私の席を確保しておいてくれたり、
「灰原さん、灰原さん」と、何かと哀ちゃんを真正面から好いてくれる(円谷 )光彦役の大谷育江ちゃんも、私の隣に座るようになり、右手に博士、左手に光彦くんというなんともあったかい座席が定位置となって、今も続いています。