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球団関係者も評価してて借金返済したのは糸原のおかげやから


阪神・糸原、低打率でも起用される〝チーム愛〟「打率は平凡でも貢献度は高い」球団関係者も評価

17日現在の打率・248は規定打席到達者29人中の27位。それでも首脳陣が打線の中軸に置き続ける理由は何か。球団関係者は「フォアザチームのお手本」と前置きし、こう評価する。

「彼のプレースタイルは全てチームのため。攻守走のいずれもチームプレーに徹している。例えば打撃だと、頭にあるのはどんな形でもいいから出塁することだから打席では粘りに粘る。その意味では打率は平凡でも貢献度は高く、首脳陣はオーダーから外したくないのだろう。こんな姿勢の選手がいると、みんな同じ方向を向くとも首脳陣は計算している」

実は20年オフに糸原の主将が任期切れとなり、大山にバトンタッチした際には、矢野監督は新たに「名誉キャプテン」のポストを用意したほどだ。こんな異例の扱いにも、チーム愛に燃える糸原への評価の高さが伺える。

今季はクルクル変わるポジションに加え、打順も2、5、6、7番と、相手投手や自軍の打線の状態によって変動しながら今日まできている。長いシーズンには調子の波や故障者は付き物。その穴を糸原のように器用に埋める人材がいるからこそ記録的な借金をようやく完済できるところまでたどり着けたのではないか。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6d57bfe84f63a4a52461239c317d7dd1a7f4f80a