これまでのプレーと今後数か月の予想に基づき、各リーグのサイ・ヤング賞候補を1位から5位までランク付け。1位票は5ポイント、2位票は4ポイント、3位票は3ポイント、4位票は2ポイント、5位票は1ポイントが入り、ポイント総数によって順位を決めた。

 ア・リーグの1位は、前半戦メジャートップの防御率1.71、WHIP0.795を誇るレイズのシェーン・マクラナハンで、39人中34人が1位に投票した。2位は12勝のアストロズのジャスティン・バーランダーで、同3人が1位にした。3位はホワイトソックスのディラン・シーズ、4位はブルージェイズのアレク・マノア、5位はブルージェイズのケビン・ガウスマンと続いた。

 そのほかでランキングに入った大谷は、1位票1票を獲得した。またゲリット・コール、シェーン・ビーバー、ネスター・コルテス、フランバー・バルデス、マーティン・ペレス、エマヌエル・クラセ、ローガン・ギルバートも名を連ねている。

 MLB公式ツイッターがこの結果を伝えると、ファンからは「オオタニはどこ?」「酷いリストだ」「ここにいるア・リーグの投手トップ5よりオオタニが上」「すべてのスポーツブックはオオタニとコールをシーズやマノア、ガウスマンより上位にしている。このナンセンスはなに?」と批判の声が殺到した。

 投手としての大谷の前半戦は、15試合に登板して9勝4敗、防御率2.38、123奪三振。数字ではトップ5の選手にやや劣るかもしれないが、自身6連勝中と波に乗っているだけに後半戦で巻き返し、一躍有力候補に浮上する可能性も大いにありそうだ。

 なおナ・リーグは、1位がマーリンズのサンディ・アルカンタラ、2位がブルワーズのコービン・バーンズ、3位がブレーブスのマックス・フリード、4位がドジャースのトニー・ゴンソリン、5位がジャイアンツのカルロス・ロドンだった。