赤井 厚雄
株式会社ナウキャスト 取締役会長

【地球儀を俯瞰する外交の集大成としての国葬】
こういうことは無駄に時間をかけて議論すべきことではありません。亡くなった方を真心を持って送りたい、というのは日本人の美徳で、「功罪を吟味する」などという発想を持つ人は少ないだろうと私は思います。当然、国葬となれば陣営を超えて世界中から要人が集まります。日本政府は、「弔問外交」の場を、積極的に世界に対して提供すべきです。これは今の日本にしか出来ないことで、安倍さんの「地球儀を俯瞰する外交」の集大成だといっても良いでしょう。同時にこれを、日本人が、実は良いことやワクワクすることがたくさんあった安倍さんの8年8ヶ月を振り返り、自信を取り戻すきっかけにすべきです。
なんでも低い目線に引き下げで批判するのは、SNS時代の悪習で、こころの貧しい人のすることです。こういう自虐的なことは慎しむべきです。