【ソフトバンク】杉山一樹〝嫌な四球〟で即交代 藤本監督が有言実行の愛のムチ

ソフトバンク・藤本博史監督が22日のオリックス戦(京セラ)で、1か月半ぶりに先発起用した杉山一樹投手に〝愛のムチ〟だ。3―3で迎えた3回。先頭の吉田正に中前打を許し、続く杉本に四球を与えたところで指揮官はためらわず交代を告げた。

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杉山は2回にマッカーシーに4号先制2ランを被弾。失策も絡んで3点を早々に失ったが、味方打線が3回に野村勇の8号同点3ランで追いつく展開だった。流れを引き戻しかけた直後に安打、四球と嫌な流れになっただけに〝有言実行〟の判断。「一番悪いのは四球、四球というところ。打たれるのは良いから思い切り腕を振ってストライクゾーン目がけて投げてくれたらいい」。2回0/3で5安打、2四球3失点(自責2)。杉山に対して強いメッセージ性のある交代劇だった。

 代わった2番手・武田は連続四球で1点を失うと続く紅林に中前適時打を浴び、この回2点を勝ち越された。

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