今村夏子『星の子』
第157回芥川賞候補作

林ちひろは、中学3年生。
出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族のかたちを歪めていく。

両親が新興宗教に傾倒し次第に崩壊していく家庭を、娘の視点により描く。