日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が前半戦最後の試合となった24日のロッテ戦(札幌ドーム)でボテボテの決勝内野安打を放ち5―4と勝利に貢献。チームの連敗を6でストップし、木田監督代行に初勝利をプレゼントした。


 4―4の同点とされた直後の7回2死二塁。2試合連続「1番・一塁」でスタメン出場した清宮の当たりはボテボテの一塁ゴロだったが、ベースカバーに入ったロメロがベースを踏み損ねてセーフ。この間に二走・佐藤が一気に生還しこれが勝ち越し点となった。

 決勝の内野安打を放った殊勲の清宮は「最近なかなかヒットが打てずチームに迷惑をかけていた。なんとか(木田)代行に勝利を届けたかったので、絶対に打つという気持ちしかなかった」と第一声。

 2試合連続、1番としての起用については「みんな免疫がついていると思う。何番でもいける準備はしています」と球宴明けから打順固定を明言している新庄監督にお立ち台の上からアピールを繰り返した。

 プラス1投票で初出場の決まっている球宴に向けては「オールスターはホームランを打ってMVPを獲ります」とも宣言。5年間くすぶり続けてきた〝未完の大器〟が自らの殻を破ろうと、もがいている。

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