吾妻鏡
・遊興にふけり家来の愛妾を奪おうとする暗君。領地争いの裁判で、自ら地図上に真ん中に線を引いて放言した
・頼家と比企による北条氏討伐の密議を障子の影で立ち聞きしていた政子が時政に報告し、先手を打った時政は自邸に能員を呼び出して殺害、一幡の屋敷を攻め、比企一族を滅ぼし一幡も焼死した

愚管抄
・古今に並びなき腕前の持ち主だとは隠れもない評判
・病気の頼家が全て一幡に譲ろうとし、比企の全盛時代になると恐れた時政が能員を呼び出して謀殺し、同時に一幡も殺そうと軍勢を差し向けた
・一幡はようやく母が抱いて逃げ延びたが、残る一族は皆討たれた。やがて回復した頼家が激怒し太刀を手に立ち上がったが、政子に押さえ付けられて修禅寺に押し込めてしまった
・11月になって一幡は捕らえられ、北条義時の手勢に刺し殺されたという。


どっちが本当なんや?