https://www.nikkansports.com/baseball/news/202207100001206.htm

阪神矢野燿大監督(53)が「借金完済ターン」を宣言した。コロナ禍でヤクルト戦は2戦連続の中止となり、球宴まで残り12試合。この日、チームは5位に転落し、借金5を抱える。
それでも指揮官は9勝3敗以上を理想に掲げ、後半戦に弾みをつける考えだ。まずは甲子園に帰って、2・5差に迫る2位巨人との3連戦。G倒はノルマ達成に必須条件だ。

コロナ禍で首位ヤクルトとの直線対決は2試合連続で中止となった。思わぬ形で3日間の空白が生まれたが、矢野監督は「(中止になる)確率は高いだろうなと。これは仕方がない」と、受け入れた。
球宴まで残り12試合で、借金は5。完済による勝率5割ターンを実現するには、9勝3敗以上の成績が求められる。「それは理想。そこまでいけば、後半何とかおもしろくできる。
すごく大事になる。そこを目指しながらやっていく」。指揮官は臆せずに高いハードルを自ら設定した。

借金完済は、大逆転優勝への布石となる。ヤクルト戦は、残り12試合。今回の中止により、9月以降、直接対決が6試合になることは確実だ。
「もちろん、いいことは想像して。春先あれだけ苦しかったところから、みんなで何とかここまでこれたし、いい意味でひっくり返すことになったら、とんでもない歴史的な年になる」。奇跡を起こすためにも、球宴前のノルマ達成は必須条件だ。

結果
●0-4巨人
○13-0巨人
○3-0巨人
○2-1中日
●1-3中日
○3-1中日
×中止広島
○3-0広島
●3-5広島
○6-3横浜
○3-1横浜
○1-0横浜
8勝3敗1中止