――青柳投手とは2020年12月以来、ことあるごとにZOOMやLINEでさまざまな意見交換をさせていただいていますが、青柳投手は理想を追い求める向上心とそれを体現する努力、センス、技術が飛び抜けていると感じます。

自分の課題を明確にして、ひとつひとつ着実に克服する姿が印象的です。そんな青柳投手のプロ野球人生のターニングポイントになったのが2018年シーズンだったそうですね。ファームで長い時間を過ごし、「このままじゃプロ野球で通用しない」と感じて猛練習したとか。

青柳 そうですね。プロ3年目のあのシーズンの中盤くらいから、常に7~8割の力感で投げる練習を始めました。ピンチの場面でも「エイヤー」と全力で投げるのではなく、たとえ点を取られても7~8割の力感で投げ続けることを覚えました。