日本プロ野球選手会が26日、臨時大会でFA権取得年数(現状国内8年、海外9年)の6年統一などを今後12球団側と交渉していくことを決議した。
 これを受け、選手関係委員会委員長の広島・鈴木清明球団本部長は「今、コロナの状況もあって大変な時期。権利を主張する時期かな、というのは言いたい。
試合数が(コロナで)減っても、コロナに感染しても、特例などでFA日数は加算してきた。故障者特例でも加算している。
今はPCR検査で費用がかかり、お客さん(入場者数)も戻ってきてない。野球界が置かれている状況を理解しているのか、と言いたいところ」と苦しい現状を説明。
 さらに「(FA取得期間の)短縮、と言っているが、実質、アメリカよりも短い。球団がどれだけ赤字を出しても耐えているか、というのを考えてもらいたい。
今はシーズンをどう乗り切るかを考える時期、足元を見つめ直す時期だと思う」とコメントした。