>>429
かつて、日本の競走馬たちの海外遠征が頻繁に行われた時代があった。
育つ環境は違っても、サラブレッドとして同じ血を受け継ぐ優駿達。

馬の資質が変わらなければ、本場の技術を学ぶことで
海外の馬に負けない馬を育てることができる筈だと、
かつてのホースマンは考えたのだ。

昭和30年に日本は「競馬国際協定」に加入、
以来名馬と謳われた日本の優駿達はホースマンとファンの夢をのせ、
次々と勇躍海外に遠征した。

だが彼らの多くは屈辱的な大敗を喫し、夢はことごとく破れた。

昭和56年にジャパンCが創設され、
海外遠征を行う馬はごく稀になった。

しかし、ホースマン達の海外遠征への情熱が消えたわけではない。
まずはジャパンCを勝つ。
そして世界の舞台へ・・・
いつかは英ダービーへ、ブリーダーズCへ、凱旋門賞へ・・・

・・・そして彼らの夢、私達の夢は今日、実現した!