明秀学園日立(茨城)が、悲願の夏の甲子園初出場を決めた。土浦日大との決勝で、9回2死二塁から佐藤光成外野手(3年)の劇的なサヨナラ2ランで勝利。センバツは2回出場しているが、夏は初めて。春夏連続での甲子園出場をつかんだ。

野球部を辞めないで、よかった。1年秋、厳しい練習についていけず、実家の宮城に帰った。数日後、監督が地元を訪れた。携帯を差し出されると、電話の相手は監督の光星学院(現八戸学院光星)時代の教え子、巨人坂本だった。「監督は怖いけど、思いやりのある人だよ」。スターの言葉に、野球への熱が再び燃えた。そこからは、苦手なランニングからも逃げなくなった。「ずっと迷惑しかかけていなくて、チームと監督のために、いい結果につながってよかった」。甲子園でも、感謝の気持ちを込めてフルスイングする。



引き止め説得に現役のスター出すとかエグい