例えば、森原は今季から松井裕樹に代わる抑えとして起用されたが、13試合で2敗、防御率9.00と振るわず。29日に出場選手登録を抹消された。

球団のツイッターには「死ね」「ゴミ」などの書き込みが見られた。森原は昨季まで0セーブ。特別速いストレートや絶対的な変化球がある訳でもない。決め球や経験、メンタルの強さが必要な抑えに起用した三木監督や伊藤コーチへの批判も寄せられた。

森原は6月24日に初セーブを挙げ、涌井からウイニングボールをもらったことをインスタグラムに投稿した。それに対し、200件のコメントが書き込まれている。

当初は祝福の声が寄せられていたが、風向きが変わったのはセーブ失敗が続いた先週から。再起を願い励ます声もある一方、「二軍に行け」「1イニングぐらい抑えろ」「顔も見たくない」「史上最低の抑え。最悪」などと非難のバリエーションは多彩。

「直球勝負しすぎ」という意見も。ストレートの割合は70%に及び、昨季の65%から増えた。昨季は2ストライク以降はフォークが3割だったが、今季は被打率.600。ストレートに頼らざるを得ない。「打たれてヘラヘラするな」というのも思い当たらなくはない。

楽天に興味がなければ、森原が打たれようがどうでも良い。とすると、森原へのコメントも、楽天の勝利を願っている「ファン」によるものが少なくないだろう。球団がガイドラインの通りに行動すれば、楽天のファンクラブ会員などを刑事告訴し、逮捕や起訴をされるという事態も起こりかねない。