パイレーツの筒香嘉智内野手（30）が29日（日本時間30日）、ピッツバーグでのフィリーズ戦に「8番・DH」で先発出場。8番での先発は3度目。

　相手投手は左腕フォルター（25）で、ここまで0勝3敗、防御率4・89。第1打席は3回先頭で、0－2からスライダーに空振り三振。第2打席は5回先頭で1－2から内角低めシンカーを見逃し三振。第3打席は7回1死1塁で、2番手左腕ハンドの2球目低目シンカーを打って右飛。第4打席は9回2死走者なしで4番手右腕ドミンゲスに1－2から低目シンカーに空振り三振。筒香は4打数0安打、試合も2－4で敗れた。

　筒香の今季の成績はこれで打率・169、出塁率・249、長打率・229。メジャー3年間で全ての数字が悪化しているが、特に長打率が1年目の・395から著しく低下。パイレーツは筒香の長打力を買って契約しただけに、期待外れとなった。

　ジ・アスレチックのロブ・ビアーテンプフェル記者は25日「急に打率が上がるか、ホームランを打ち出さない限り、筒香がパイレーツにいる時間はあと何日かしかない」とレポートしたが、この日はパイレーツのベン・チェリントンGMに、「トレードデッドラインの後、ベンチ入りのメンバーを入れ替えるのか」と質問、「そう言っても良いだろう。幾つか入れ替える。今3Aにいる若手達に機会を与えたい」との答えを聞きだしていた。
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