バクバクと心臓の鼓動を感じ、必死で耳を傾けた。7月27日、松山での球宴2日目。目の前には、小学6年で変則フォームに取り組んでから、憧れ続けたヤクルト高津監督がいた。
「さすがに緊張しすぎで…」。球宴初日の前日はアタックできず。ラストチャンスの試合前、勇気を振り絞ってシンカーについて聞いた。

「根本からして違った。僕のシンカーと…。高津さんのシンカーを投げられたら、もう1個成長できる」