DeNAの三原一晃専務取締役球団代表が12日、レイズのメジャー40人枠を外れて事実上の戦力外となった筒香嘉智内野手について球団を通し「筒香選手がどのような決断をするか分かりませんので、断定的な事は言えませんが、彼を送り出した際に『日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい』と伝えており、その思いは今も変わっていません。今後、もし筒香選手が日本球界でのプレーを選択することになれば、しっかりとコミュニケーションを取っていきたいと思います」とコメントした。

19年シーズン終了後に、ポスティングシステム(入札制度)を利用しメジャー移籍を決断。球団も容認し、三原球団代表は「中心選手で戦力として痛い。しかし小さい頃からの夢をかなえてあげたい。選手生命を考えると限られた時間を有効に使ってもらいたい」と、5年連続で主将を務めた功績を評価し、夢を後押しした。

DeNAとしては、筒香の存在は大きい。かつてつけていた背番号「25」は移籍後も誰もつけておらず、準永久欠番扱いになっている。三原球団代表は「彼が帰ってくるまで空けておく。現役の間は、ほかの選手がつけることはない」と説明し、「現役選手として日本に戻ってくるときには、我々に声をかけてほしい」と話していた。