米国のベセラ厚生長官は4日、急速に感染が拡大しているサル痘について、公衆衛生上の緊急事態を宣言した。これにより、対応のための追加資金投入などに道が開ける可能性がある。

米国ではこれまでにカリフォルニア州、イリノイ州、ニューヨーク州がサル痘の感染拡大で緊急事態を宣言。3日時点の米国の感染者は6600人を超えた。

バイデン大統領は感染抑制に向けた取り組みの強化に向け、連邦緊急事態管理局(FEMA)高官のロバート・フェントン氏を政権のサル痘対策調整官に指名している。

世界保健機関(WHO)は7月23日にサル痘の感染拡大について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」に相当すると宣言した。

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