西岡中田根尾の記事なんとなく読んでたら普通に良い記事だった
https://number.bunshun.jp/articles/-/852316?page=1

「僕らの代はみんな中学の卒業式で特攻服を着ていたような奴らの集まりでした。入ってすぐに監督から『今までで最低の学年だ』と言われたんです。だからかもしれないですが、バットを振れなくなっても振る。捕れない打球に本気で飛びつく。そういう精神的に追い込むような練習が多かったんです。特にあの坂道ダッシュは……」

 とんがりまくった原石たちに、坂を走れと命じたのは当時30歳の青年監督・西谷浩一である。中でも、とびきりのゴン太だった西岡とは真っ向からぶつかり合った。

「少しでも気を抜いたプレーをしたら、今すぐ野球辞めろと言われ、突き放されました。でも僕も反抗するし、向かっていった」

もう来るな! と言われても、寮に住み込んでいた西谷の部屋をノックし、食い下がった。はね退けられ、またぶつかっていく。そんな問答のうちにグラウンドで取っ組み合いになったこともあった。ついには学校から外出する西谷の車の前に両手を広げて立ちふさがり、叫んだ。
『やめさせたいんなら、殺してみろ!』
 黎明期の熱がほとばしっていた。