日本の厳しい暑さの中で好投を続けるメルセデス。普段生活する球団寮や球場での食事で毎回のように食べるのが「バナナ丼」だ。その名の通りシンプルそのもの。どんぶり山盛りに盛りつけた白米の上に、皮をむいて切ったバナナを何本も乗せてできあがり。その豪快さにチームメートやスタッフはいつも驚いているという。

 「ドミニカではこうやって食べるんです。ソースとかは何もかけずにそのまま食べます。夏だからといって栄養を意識してやっている、とかではなく、いつも通りのことなんです」

白米でたっぷり炭水化物などを摂取しつつ、豊富な栄養が含まれるバナナでもパワーをチャージ。異国の文化になじむために日本食にも積極的に挑戦しているが、故郷ドミニカ共和国で生活した幼少期から愛するバナナ丼は欠かせないようだ。

 夏バテとは無縁の左腕にこれからも大きな期待がかかる。