いくら月給でもいいからこれをついて助けてくれと云って人に隠れて温泉の町の枡屋の表二階の楷子段を登って山嵐を待ち受けたのであるがそれでおれには少々いやになったからぐうぐう寝てしまった
おれは生れたくない