大阪市此花区西九条の自宅に衰弱した両親を放置したとして、保護責任者遺棄の疑いで長男(41)が逮捕された事件で、大阪府警此花署は12日、父親の比嘉泰広さん(81)を司法解剖した結果、死因は新型コロナウイルス感染症と発表した。母親の喜美江さん(79)もコロナ感染が死因と判明していた。

同署によると、喜美江さんは8日に自宅で死亡が確認され、泰広さんは意識不明の状態で病院に搬送された。PCR検査を行ったところ、陽性反応が出たという。10日に死亡が確認された。