合衆国法典第18編第793条はスパイ活動法として知られている。この条文では機密情報の漏洩の罪が規定されている。近年、アメリカではこのスパイ活動法によって起訴されるケースが続いているのである。
スパイ活動法による起訴のケースを挙げておこう。ローレンス・フランクリン(Lawrence Franklin)(2005年起訴、2006年自由刑及び罰金刑)、シェイマイ・リーボウィッツ(Shamai Leibowitz)(2009年起訴、2010年自由刑)、トーマス・ドレイク(Thomas Drake)(2010年起訴、2011年保護観察)、ブラッドレー・マニング(Bradley Manning)(現チェルシー・マニング(Chelsea Manning))(2010年起訴、2013年自由刑)、ジェフリー・スターリング(Jeffrey Sterling)(2010年起訴、2015年自由刑)、スティーブン・ジンウ・キム(Stephen Jin-Woo Kim)(2010年起訴、2014年自由刑)、ジョン・キリアコウ(John Kiriakou)(2012年起訴、2013年自由刑)、ジェームズ・ヒッツェルバーガー(James Hitselberger)(2012年起訴、2014年罰金刑)、ドナルド・サクレイベン(Donald Sachtleben)(2013年起訴、同年自由刑)、エドワード・スノーデン(Edward Snowden)(入国と同時に司法手続)。
https://synodos.jp/opinion/international/18829/