>COATとゲイショップ・ルミエールの争い。もともとルミエールはゲイビデオを他のゲイショップより低価格で売ることでゲイに人気があったが、それでは儲からないと一部のメーカーからはかなり嫌われていた。

ある日、COATが直営ビデオショップ(コレクション)を札幌から全国に展開させる。これに怒ったのがルミエールの平井孝(平井鉄夫)。彼は店からCOAT新作の締め出しを図り、中古ショップで高価買い取り&大安売りを展開。さらに、他のビデオメーカーを自分側に付けさせて、COATに対抗しようとした。対するCOATは同じくルミエールに不満を持っていたKO COMPANYと連携し、作品を中古で扱い始めた。

そして争いは、モデルの暴露合戦にまで及ぶようになる。ルミエール側がTDNやPOPOのビデオ出演をマスコミにリークしたのだ。これに即座に反応したCOATは、ルミエール陣営の最有力ビデオメーカーJAPAN PICTURES(もともとCOATの1レーベルだったが、責任者であるバットマンが熊野功一と喧嘩別れし独立。ルミエール側へ)のまだCOAT時代だった頃のビデオを持ち出し、某大学ラグビー部が出演していることを暴露。『ゲイビデオ出演はそのラグビー部では伝統行事の一つだった』ということまで喋り、JAPANはそのラグビー部から出演者を獲得できなくなってしまう。

その騒ぎの過程で、他メーカーは日本ビデオ倫理協会(ビデ論)を通さず薄消しで販売を続けているのにも関わらず、COATだけがなぜかモザイクの薄さが問題になり、ビデ論を通さずを得ない状況に陥る。その影響で以前よりも売り上げは落ちてしまう。だがCOATはKOと同盟を組み、直営店全国展開作戦を続行し売り上げで巻き返しを図ろうとする。さらに、ルミエールの中古ショップでガス爆発騒ぎを起こすといった強行手段にも出るようになった(その後、仕返しでCOAT直営店の配電盤にイタズラされボヤ騒ぎが起こった)。

そしてルミエールは仮面ライダー、立正大生のビデオ出演をリーク。そしてCOATは反撃でルミエール側のメーカー「FIELD EXPRESS」に、青学の学生などが出ていることをリークしている。

これは2004年頃の話であるが、この戦争が現在も続いているかどうかは不明。