8月14日の金沢競馬第5R(3歳B3)で、ブエノスアン(牡3、金沢・高橋俊之厩舎)が優勝。この勝利により、鞍上の吉原寛人騎手は地方競馬通算2700勝を達成した。

 吉原寛人騎手は1983年10月26日生まれ、滋賀県出身の38歳。2001年に地方競馬騎手免許を取得し、同年4月7日の金沢2Rで初騎乗。同日の金沢5Rで初勝利を飾った。その後、同年のもみじS(OP)で金沢競馬所属のトゥインチアズとのコンビで制するなど活躍し、2001年のNARグランプリ最優秀新人賞を受賞した。

 これまでジャングルスマイル、グルームアイランド、ハッピースプリント、ソルテ、ハクサンアマゾネスなど地方強豪馬の鞍上を務め、2019年にはヴァケーションとのコンビで全日本2歳優駿(JpnI)を制覇。昨年のJBCクラシック(JpnI)ではミューチャリーとのコンビで勝利を飾り、地方所属馬として初となる同競走制覇へ導いた。

 また、JRA所属馬の鞍上を務める機会も多く、2006年にはアグネスジェダイとのコンビでドバイ遠征を敢行。2017年にはネロとのコンビで京阪杯(GIII)を逃げ切りJRA重賞初制覇を果たし、2019年のサンライズノヴァとのコンビでマイルCS南部杯(JpnI)を制している。

怪物やん