大阪・箕面市の小学校で、「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会の関連団体が子ども向けの科学実験の講座を開いていたとして、市は今後、この講座を取りやめる方針であることが分かりました。

箕面市教育委員会によりますと、この講座は、地域のさまざまなボランティアが休日の子どもたちの居場所づくりのため、市内の小学校で毎月2回ほど行っているプログラムの一部として行われていました。
毎回15人ほどの子どもたちが参加して科学の実験を行っていましたが、講座を開いていたのは、旧統一教会が友好団体としている学生団体の「CARP」だったということです。
この講座は17年前から行われてきましたが、毎年のプログラムへの申し込みに際して「CARP」や旧統一教会に関する記載がなく、市側は、関連団体だという認識がなかったということです。
おととし以降は新型コロナの影響で休止となっていましたが、去年8月に市民からの問い合わせを受けて、団体について確認したということです。
箕面市教育委員会は「旧統一教会をめぐる問題が取り上げられる中、保護者や子どもが不安に感じる」として、今後、プログラムが再開したあとも、この関連団体の講座については再開を認めず、取りやめる方針です。
「世界平和統一家庭連合」、旧統一教会は、「CARPは友好団体の一つだが、友好団体の活動については分からない」とコメントしています。

NHk 08月15日 17時08分
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220815/2000065040.html