[愛知代表・愛工大名電]
節電要請など知ったことかとでも言わんばかりの大放電で実に41年ぶりのベスト8進出。この勢いのまま、天から見守るチームメイトに深紅の大優勝旗を捧げられるか。

*有馬 伽久 (愛工大名電 投手)
愛工大名電のエース。好きな言葉は「俺、参上!」。電王世代でもないだろうに…140km/hオーバーの重そうなストレートと落ちる球を武器とし、適度に打たれつつも大量失点を許さない粘りのピッチングが持ち味。
初戦の星稜戦では途中で足が攣るアクシデントが発生したのに、志願して8回まで投げ抜いたタフガイでもある。
二回戦の八戸学院光星では投球を研究されたのか疲労のせいか7回あたりで連打を食らってしまうも、その後奮起して3安打とジエンゴ。
3回戦終了時点で打率も5割を超えている投打の中心。俺は最初から最後までクライマックスだぜ!

*岩瀬 法樹 (愛工大名電 投手)
中日ドラゴンズのレジェンドクローザー岩瀬仁紀の実子。フォームはまさに生き写しといえるほど。顔も解説の足立さんが認めるほど激似。
初戦の星稜戦では親父のごとくクローザーとして登板。見事0失点に抑え試合を締めくくった。
二戦目では苦しい展開が続く中でリリーフ登板。父譲りのスライダーで相手をシャットアウトし、流れを自チームに引き寄せる投球を見せた。
野球実況板では岩瀬シニアはその安定感からマモノの天敵としてのキャラクターを確立していたが果たして…?
なお御父上は、初戦は番組出演の仕事が重なりテレビ局から応援だったが、2回戦はスタンドで見守ったとのこと。

*山田 空暉 (愛工大名電 一塁手・投手)
名前の読み方は「てんき」。校名と合わさってスレではヤマダデンキと呼ばれる。
メイデンの四番打者だけあって一発があるというよりは連打や出塁を途切れさせない繋ぐ打撃が持ち味。
また、二回戦では投手としても登板しており、イーファスピッチとスライダーを武器に終始ウッキウキな感じで完璧なリリーフを見せた。

*加藤 蓮 (愛工大名電 中堅手)
単打放電攻勢を仕掛けるメイデン打線の切り込み隊長。甲子園での出塁はすべて単打か四球。
二回戦まで猛烈に打ちまくっており、出塁率と打率は10割。リードオフの鑑。三回戦ではブレーキがかかってしまい、打率を6割強まで落としてしまったが。
足に自身があるのか積極的にトゥギャを仕掛けていく面を見せるが、わりと失敗率も高いのが今後の課題か。

*美濃 十飛 (愛工大名電 右翼手・左翼手)
放電打線脅威の7番打者。フライを打ちまくりそうな字面の名前は「しゅうと」と読む。今年6月に急性心不全で亡くなった瀬戸選手の親友だった男。友の想いを背負い瀬戸選手のグラブを身に着け甲子園に挑んでいる。
そのようなプレッシャーの中の参戦だったが初戦の星稜戦では4打数4安打6打点の大暴れ。
そんな安打製造機っぷりを見て、スレ住民は愛工大名電のイチローの称号を贈った。…あれ?
なおイチローと同じ左打ちの外野手だが、イチローを参考に改造したというバッティングフォームは独特な前傾姿勢で、特に似ているわけではない。まあ打てれば何でもいいか。
光星戦では少し頭を上げたフォームに修正し、サヨナラタイムリーを含む2安打2打点。亡き友を合わせて2人分でもおつりが来るほどの活躍を続けている。