これは割と的確だったんかな


Steamのゲイブはメタバースの現状と人々に懐疑的。「あいつらMMOもやったことないだろ」「まずはラノシアへ行け」と斬る

どうやら、Gabe Newell氏もメタバースの現状に懐疑的な見方をもっているようだ。PC Gamerから「メタバースは技術革新を促すと思うか」と聞かれたNewell氏は、「メタバースを巡って、一攫千金を狙うような企みが出回っている」とコメント。さらに「メタバースについて語るほとんどの人々が、それが何なのかすらまったく理解していない」とバッサリ切り捨てた。

Newell氏の弁舌は止まらず、メタバースを喧伝する人々はしばしば「カスタマイズ可能なアバターが使えます」などの謳い文句を口にするとコメント。MMOもやったことがないのだろうと揶揄しつつ、「『ファイナルファンタジーXIV』のラノシア(地名)にいってみろ」との旨を述べている。つまり、投機的にメタバースを謳い文句にする事業者たちのアピールポイントは、MMO作品などですでに実現されているとの見解だ。また、仮想通貨やNFTと絡めてメタバースなる語句が“金儲けの道具”に利用される傾向への懸念もあるのだろう。なお例え話に『ファイナルファンタジーXIV』が使われている点については、現在 Newell氏は同作にハマっているからかもしれない(関連記事)。