【データ】仙台育英、下関国際どちらも「ノーアーチ&ノー完投」の史上初快挙なるか
8/21(日) 4:45
日刊スポーツ

 仙台育英が決勝で勝てば東北勢初Vの快挙はもちろん、もう1つの快挙を記録する可能性もある。「ノーアーチ&ノー完投」での優勝なら史上初めてになる。相手の下関国際も同じ状況だが、両校は今大会4試合で本塁打がなく、全試合継投で勝ち上がった。

 夏の大会で本塁打を打たずに優勝したのは、74年の金属バット採用後2校だけ。92年西日本短大付と、木内幸男監督が率いた03年常総学院だけだ。近年は大阪桐蔭をはじめ、長打で勝つ学校が目立つ。西日本短大付は森尾和貴が全5試合に完投。常総学院は磯部洋輝が1試合完投しており、本塁打も完投もないのは金属バット以前にさかのぼっても例がない。仙台育英・須江監督の言葉を借りれば「身の丈に合った低い打球」を決勝で量産するのはどちらか。【織田健途】