この1部の興味深いところは、この「ニセ患者」以外の、本当の入院患者たちの中に、「この人たちは正気ではないのか?ウソをついているのでは?」「なんなら、潜入調査に来たジャーナリストか何かでは?」と正体を見抜いていた人が何人もいたという点です。
それに対して、医師や看護師はこの「ニセ患者」のありとあらゆる行動に対して「精神障害のせいでこの行動をしている」と異常行動のラベリング、レッテル貼りをしていた、という点です。