1960年4月までに、スズメは穀物だけでなく多くの昆虫を食べていると指摘した鳥類学者の鄭作新(中国語版)[3]の影響を受けて、指導者たちは意見を改めた[11][12]。撲滅運動後のコメの収穫量は、増加するどころか、大幅に減少した[6][13]。スズメを駆除することで生態バランスが崩れ、天敵のいなくなった虫が農作物を荒らすことに気づいた毛は、スズメ撲滅運動の停止を命じて今度は「益鳥」として"名誉回復"し、対象をトコジラミに変更した[1]。


中国政府は最終的に、ソビエト連邦から25万羽のスズメを輸入して、個体数を補充する羽目になった[16]。