見識を疑うロッテの新外国人調査「暴力と訴訟」でメジャーを追放された素行が…
アサ芸プラス 2022年6月4日 17時59分

 オスーナがMLBでプレーする機会を失った理由は、その素行面にある。ブルージェイズ在籍時の2018年5月8日、当時交際中だった恋人に暴力をふるったDV事件でトロント警察に逮捕され、MLB機構から75試合の出場停止処分を受けた。さらに、他の女性との間にできた子供への養育費未払い問題で、訴訟も起こされている。
 出場停止期間中にアストロズへ移籍。20年オフには退団したが、その後はMLB各球団からは声がかからず、ここ2年は故郷のメキシカン・リーグでのプレーを余儀なくされている。
 DV先進国といわれるアメリカではFBIのデータによると、年間400万人以上の女性がDVの被害に遭っている。それだけに、DV問題には敏感で、当事者であるオスーナと契約する球団がないのも無理はない。
 ロッテがオスーナの獲得に踏み切れば、間違いなく見識を疑われる。ロッテは2016年3月に当時、在籍していたヤマイコ・ナバーロが銃刀法違反で逮捕される事態に見舞われた。当時の熊崎勝彦コミッショナーから「ロッテには外国人選手への対応に留意するように」と注意を受けた前科があるのだ。
 ある球界OBは、こう心配の声を上げる。
「いくら実力があっても、メジャーがプレーさせるのに難色を示している選手を日本でプレーさせるのはいかがなものか。ロッテは佐々木朗希の活躍でいいイメージがある球団。素行に難がある選手の獲得で、佐々木人気に影響が出ては困る」


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