聖司(25)「雫、プロポーズの事覚えてるか?
   俺、あの約束があったから今までイタリアで頑張ってこれたんだ。
   バイオリン職人の道はもう難しいけど・・・その、俺、雫の為に日本で頑張ろうと思って」

雫(25)「たしか一人前のバイオリン職人になるから結婚しようって言ってなかった?」

聖司(25)「・・・たしかにそう言ったけど」

雫(25)「それに私との結婚の約束をまだリアルに信じてるわけ?
  中卒無職君と結婚できるほど私頭がお花畑じゃないよwww
  あ、それとさ。中学のとき聖司君、私の借りる本に全部名前入れようとしてたじゃない
  ああゆうの正直気持ち悪いから・・・聖司君ってストーカー体質だよね。ほんと気持ち悪い」

聖司(25)「あれは雫のことが好きで・・・それに中学生の時だろ?若気の至りってやつだよ」

雫(25)「その若気の至りで海外に突っ走って結果的に中卒無職君になったのどこの誰だっけ?」

聖司(25)「・・・お前も昔は自分の夢に向かって頑張ってたじゃないか・・・」

雫(25)「私はもう作家になる夢を叶えたし、今は自分の子供を産む夢を持ってるわ」

聖司(25)「え・・・・・・」

杉村(25)「おーい雫!」

杉村雫(25)「旦那に呼ばれちゃった、じゃ、サヨナラ」

~ おわり ~