・当時の社会は非常に楽観的な、社会生活の中でも最高最良の”恋愛主義”がはびこっていた時代

・そんな時代においては、あの男の子(※天沢聖司)のやることぐらい特に陰湿でもなんでもなかった

・聖司の成功はそんな”恋愛主義”の時代に迎合し、雫と二人きりの”純粋な家庭”を築こうとする、というおそろしく”時代に則った”行為に走った事

・現代(※公開当時)の青少年や私たち大人が心情的に聖司を理解しやすいのは、時代が逆転せず価値観がそのままだから

・しかしいつか再び時代が逆転したとしたら、聖司に共感するどころか聖司を糾弾する意見が大勢を占める時代がやってくるかもしれない

・僕はそれが恐ろしい