指標厨正木

正木「今の自分には、バッティングの自信が1つあって、人より選球眼は上じゃないかなと思っていて。
『ツーストライク・アプローチ』って、呼んでるんですけど、追い込まれたあと、そこから打ってヒットになるボールを探して仕留めるのか、見極めて四球をもぎ取るのか。それとも三振にきってとられるのか」

ビーディーパーケー。 聞いたことのない言葉を教えてもらった。

正木「たぶん、この春のリーグ戦は、ここまで四死球が10の三振は3だと思うんです。リーグ戦前のオープン戦では、三振が多かったんですけど、“BDパーK”を意識するようになってから、かなり改善されてきて」

「ビーディー」は四球(B)と死球(D)、「パー」は割合、「ケー」は三振(K)。野球のスコアに使う記号を使って、追い込まれてからどれだけ粘れているか、粘った結果を出塁につなげているかを「数値化」したものだ。

四球と死球の数をたしたもので三振数を割る。答えが1以上で、数値が大きければ大きいほど、優れた「選球眼」ということになる