昔のエロ話やと

『わが身にたどる姫君』(わがみにたどるひめぎみ)は、鎌倉時代に成立した擬古物語。作者不詳。全8巻。 
1259年以降1278年までに全巻がそろったと思われている。
レズビアンを扱った日本最古の文学として知られる。

レズビアンを扱った話は第6巻で、嵯峨院上皇の娘である前斎宮(巫女)が、伊勢神宮から帰ってきて叔母の家に住み込み周囲の女性たちと関係を持つストーリー。
まず斎宮と中将の君という女性同士の恋愛があり、さらに新大夫の君、小宰相の君などの女性たちとの性関係もハーレム的に登場する。
結局、小宰相の君は裕福な男性と結婚したものの、斎宮のもとにも通い続け、「いとあらまほしき御仲」(理想的な関係)を実現する。
新大夫の君も斎宮との恋愛関係を生涯続けて、一生を終えた。