1位 浅野
2位 松尾
3位 山田のワクワクドラフトになるか

 精鋭ぞろいのU18代表の中でも、ひときわ光る素材が高松商の浅野だ。昨年12月に同校の指導に訪れたイチロー氏から助言を受けて急成長。身長170センチながらパンチ力は高校生の中で群を抜いている。俊足も光る強打の1番打者については、甲子園で視察した巨人の水野スカウト部長も「最も印象に残ったのは浅野。右打者で(甲子園の)右中間の最も深い位置に飛ばしたパワーには驚いた。大舞台で力を発揮するスター性も評価できる」と絶賛の言葉を並べていた。

 投打二刀流で高いパフォーマンスを見せた近江・山田も双璧の素材だ。エース、4番、主将を務め、投手としては横浜・松坂大輔らに並ぶ甲子園通算11勝。3回戦の海星戦では満塁本塁打を叩き込むなど、打者としての魅力も大きい。昨夏4強、今春準V、今夏4強と甲子園の大舞台で3季連続4強入りした勝負強さに、スタミナ、勝ち運、キャプテンシーの全てで申し分ない。常勝軍団・大阪桐蔭の松尾汐恩捕手(3年)もドラフト上位候補で、徹底マークする必要性を感じての渡米とみられる。