ただ、今回の建物は、安藤忠雄氏の寄付。つまり建物は安藤忠雄が勝手に作って、それを市が無償でゲットしたという形だ。

これに対し、元日本図書館協会図書館の自由委員会委員長の西河内靖泰さんは、そもそも寄贈をはねつけるべきだったという意見だ。建築費はゼロでも、今後の施設運営コストは行政の負担となる。「今回の建物は寄付ですが、市は後々のメンテナンス費用も考えずに受け取るべきではありませんでした」