国税庁の「サケビバ!」に批判 「若者もっと酒を」に中止要望

「サケビバ!」と題した国税庁のキャンペーンが今、物議を醸している。
キャンペーンでは、酒の販売促進を目指し、新たなサービスや宣伝方法などについて、若者目線のアイデアを募集。

成人1人あたりの酒の消費量は、この30年で、およそ3割も減少。
若い世代にもっとお酒を飲んでもらうことで、業界の活性化を図る狙いがある。
ところが、国税庁によるこのキャンペーンに、ネット上では「どれだけ税金が欲しいのか」などの異論が噴出。

さらに、依存症問題に取り組むNPO(民間非営利団体)法人は26日、国税庁にキャンペーン中止を求める要望書を提出した。
依存症問題に取り組む NPO法人「アスク」・今成知美代表「国全体としては、アルコール健康障害対策について考えようとなっている。
その重点課題の中に、若者と女性が入っている。同じ国なのに対策が逆行しちゃうじゃないか」