数字で見る澤村拓一の苦戦 「3.06」→「3.73」の防御率以上に大きく悪化した指標とは…?
https://news.yahoo.co.jp/articles/79d246375ca3473b97e8edb5e9a388c81cd97290

 そして、防御率とホールド数以上に大きく落ち込んでいた指標もあった。それが「IR%」だ。

 IRとは「Inherited Runners」の略で、リリーフ投手が登板した時点で塁上にいた走者のことを指す。

 「IR%」は登板時に背負っていた走者を生還させてしまった割合で、この数値が低ければ低いほど、“火消し”に成功したことになる。

 昨季の澤村は登板時に35人の走者を背負っていたが、うち生還させたのは6人だけ。つまり、IR%は17.1%だった。

 ところが、今季はこれが48.5%(33人中16人が生還)に悪化。IR%は高くても低くても自身の防御率には影響がないが、今季は(走者を出した)他の投手の防御率を悪化させていたというわけだ。