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 ポーランド国防省は7月27日、韓国との間でFA50軽攻撃機やK9自走砲、K2戦車を大量購入する契約を結んだと発表した。

 FA50軽攻撃機は来年半ばまでに12機の引き渡しを含む計48機を購入。K9自走砲は今年中に48門を購入するほか、24年から計600門の引き渡しが開始され、加えて26年からはポーランドでの現地生産も始まるという。K2戦車はまず今年から180両の導入が始まり、第2段階として、やはり26年からポーランドで800両以上の現地生産が始まる。

なぜポーランドは韓国製兵器を「爆買い」するのか?

 韓国メディアはそれぞれの受注額について、FA50軽攻撃機とK2戦車が各3兆ウォン(約3100億円)、K9自走砲が約4兆ウォン(約4100億円)の総額10兆ウォン(約1兆円)規模の契約だと伝えた。まさに「爆買い契約」だ。韓国の兵器・軍需物資の総輸出額は昨年、過去最高の70億ドル(約9600億円)を記録し、10年前の倍以上に伸びた。今回の契約でさらに、韓国の武器輸出が加速するのは間違いない。ロシアによるウクライナ侵攻は、韓国にとって商機の一つになっているのだ。

 韓国政府関係者によれば、ポーランド陸軍は最近、手持ちの戦車と自走砲のほとんどをウクライナに提供してしまった。おかげで、ポーランド軍の戦車兵らは演習ができない状態に陥っているという。ポーランド陸軍は歴史的にも、東西からドイツ軍やソ連軍に国土を蹂躙された記憶が強く、戦車や自走砲へのこだわりが強いという。

 ポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク副首相兼国防相は韓国との契約締結に際し、「私たちはウクライナで起きていることから学んだ。ロシアがどのように攻撃してきたか。装甲部隊と砲兵が重要だ」と語った。

 ポーランド空軍もまた、厳しい状況に置かれている。空軍の主力は2個戦術航空旅団。第1戦術航空旅団はミグ29とスホイ22の旧ソ連製戦闘機、第2戦術航空旅団は米国製のF16戦闘機をそれぞれ使っている。ところが、第2旅団の1個飛行大隊は現在、北大西洋条約機構(NATO)軍に派遣されて、本土防衛が手薄の状態になっている。

 さらに、NATOは6月の首脳会議で構成国の兵器のNATO標準化を目指すことを確認した。ポーランド空軍の旧ソ連製戦闘機であるミグ29やスホイ22は、NATOが戦術データを共有するために使っている「リンク16」システムやIFF(敵味方識別装置)を備えていない。

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Yahoo!Japan/現代ビジネス 8/29(月) 6:02 配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/617f4143c984040cf871022f68103f08e214777d