>>341

中央銀行の負債は、ほぼ銀行券と当座預金で、銀行券はもちろん無利息・無償還だ。形式的に負債であるが、負担がないのだから経済的な意味で負債性はない。

当座預金は銀行券と完全に代替する。このため、これも本来は無利息・無償還だ。民間企業が民間金融機関に預ける当座預金をみればわかる。しかし、日銀の場合、民間金融機関への「お小遣い」として、200兆円までは0・1%の利息をつけている。この付利は白川方明(まさあき)総裁時代に設けられたものであって、それ以前はなかった。本来の無利息であれば、債務超過という概念に意味はないが、仮に一定の債務超過になっても大したことはない。むしろ当座預金への付利を止めるべきだ。