ポルトの元日本代表MF中島翔哉は、移籍先が決まらないまま今夏のマーケットが閉幕。ポルトガル『O Jogo』や『Record』も同選手の去就に注目している。

セルジオ・コンセイソン監督の下で構想外となっている中島は、昨季に期限付きで古巣ポルティモネンセでプレー。今夏に同クラブへ送り出される可能性が以前に伝えられていたが、先日にはポルトが完全移籍での放出を目指すとの報道も。そして1日、アタッカーの移籍先が決まらないままポルトガルのプリメイラ・リーガなど欧州主要リーグの今夏の移籍市場が幕を閉じた。

『O Jogo』はそれを受け、中島が他リーグへ移籍する可能性を指摘。ポルトとは2024年までの契約を結んでいるため、契約解消の選択肢はないとしつつ「ベルギー、ブルガリア、ルーマニアは火曜日(6日)に閉じ、ロシア、チェコ、トルコは木曜日(8日)、ギリシャやセルビアは(マーケットが)15日に閉じる」と伝えると、「アジアでは“ナカ”がプレーしたことのあるカタールは今月15日に、サウジアラビアは17日に終了する」と続けた。

一方、『Record』は中島の名前がポルトがリーグに提出した登録選手リストに載っていなかったことに言及。「彼のキャリアの次のステップはすでに決まっているか、もしくはほぼ決まりのはずだ」と登録されなかったことは去就が決まりつつあることを示しているとの見方が述べられている。また、同メディアでも契約解消の可能性は低いとみられている。