三重県桑名市総合医療センターは2日、40歳代の女性薬剤師主任を停職6か月、20歳代の女性看護師を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

発表によると、薬剤師主任は2018年7月~22年6月、フルタイムで勤務していないにもかかわらず、午後5時15分の定時まで働いていたように偽装し、給与約380万円余を不正受給した。

職場には「時短勤務をしている」として、いったん午後3時過ぎに職場を抜け出し、夕方以降に気付かれないように戻り、退勤のタイムカードを押していたという。不正受給分は全額返還しており、退職する意向。

看護師は21年11月~22年8月、コロナ禍で会食制限をしている中、接待を伴う飲食店で働いていた。8月末で退職したという。

登内 仁病院長は「極めて遺憾であり、再発防止に努めたい」とコメントした。