北海道日本ハムファイターズ 85点

 久しぶりに日本ハムらしいドラフトになった。

 高校生を中心とした指名に好感を持っていたが、過去2年は大学生、社会人が上位を占め、チーム成績も2019~21年はBクラスに低迷した。ドラフトと直接関係はないが、高校生を積極的に上位で指名し、彼らがチームの中心に座る陣容は見ていて楽しかった。

 1位達孝太(天理)は小園、森木、風間のビッグ3と同列に語られないことが多いが、体格がスケールアップすれば数年で追いつく可能性を秘める。2位有薗直輝(千葉学芸・三塁手)は今年のドラフトで最も可能性を秘めていると思う野手で、とくに三塁手としての強肩はこれまで見てきた中でも最高なので機会があれば是非見てほしい。

 4位阪口楽(岐阜第一・一塁手)、5位畔柳亨丞(中京大中京・投手)、7位松浦慶斗(大阪桐蔭・投手)も荒削りだが、将来投資に力を日本ハムらしさが戻ってきた印象だ。

《指名一覧》
1位 達 孝太・投手(天理高)右右
2位 有薗 直輝・内野手(千葉学芸高)右右
3位 水野 達稀・内野手(JR四国)右左
4位 阪口 楽・内野手(岐阜第一高)右左
5位 畔柳 亨丞・投手(中京大中京高)右右
6位 長谷川 威展・投手(金沢学院大)左左
7位 松浦 慶斗・投手(大阪桐蔭高)左左
8位 北山 亘基・投手(京産大)右右
9位 上川畑 大悟・内野手(NTT東日本)右左
育1位 福島 蓮・投手(八戸西高)右右
育2位 速水 隆成・捕手(BC・群馬)右右
育3位 柳川 大晟・投手(九州国際大付高)右右
育4位 阿部 和広・外野手(平塚学園高)右両