勤務先の女児にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつと児童買春・児童ポルノ禁止法違反の両罪に問われた神奈川県湯河原町の保育士の男(29)の初公判が5日、
静岡地裁沼津支部(室橋秀紀裁判官)であった。

男は「間違いありません」と起訴事実を認めた。被害者保護のため、被告の氏名などは非公表とされた。

起訴状などによると、男は今年6月、勤務先の静岡県東部にある保育園のトイレや保育室で、女児4人(当時3~5歳)が、
13歳未満であることを知りながら、着衣をずらして下半身などを触り、スマートフォンで動画撮影したとされる。

検察側は冒頭陳述で、男は当初から園児の体などを撮影したいと考え、勤務初日から女児の体を撮影していたと指摘。

さらに、動画では女児に名前や年齢を言わせてから撮影し、コレクションとして収集していたと主張した。

男のスマホの解析などから、被害児童は18人に及ぶとした。

また、検察側は、男が他の児童に対してもわいせつな行為をしていたとして、追起訴する方針を明らかにした。