元早大監督の応武篤良氏が7日、死去した。64歳だった。

 応武氏は崇徳(広島)3年時の76年春夏の甲子園に出場し、選抜では「5番・捕手」として優勝に貢献。この年のドラフトで近鉄から3位指名を受けたものの、拒否して早大に進学。早大卒業後の81年から社会人野球の新日本製鉄広畑でプレーし、88年のソウル五輪にも出場した。

 現役引退後には新日鉄君津(現日本製鉄かずさマジック)の監督を務め、元ソフトバンクの松中信彦氏や元ロッテの渡辺俊介氏(現日本製鉄かずさマジック監督)らプロ野球選手を育てた。04年夏から早大コーチ。05年からは早大監督に就任し、元日本ハムの斎藤祐樹氏、楽天・福井優也、元西武で現コーチの大石達也氏らを指導し黄金期を築く。10年秋の明治神宮大会で優勝して退任した。

 18年に母校の崇徳監督に就任したが、病気療養のために監督を退いていた。

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