ジャンプは最初に担当するとずっと編集が変わらないシステム
内藤くんはやる気だけはめちゃくちゃあった

――ジャンプで生き残れる編集者ってどういう人だと思いますか

運は大きいと思いますよ。極端な話、明日いきなり手塚治虫先生のような天才が現れて担当できるかもしれない。なので漫画原稿の持ち込みの電話は取り合いです。電話が鳴ったら瞬時に取る。持ち込みの依頼の電話だったらラッキー。日取りを決めて原稿を見せてもらいます。とはいえ全部が全部面白い持ち込みというわけではありません。それでも才能ある作家に会うためには、持ち込みの電話を取るのが一番の方法なんですよね。電話って鳴る前にランプが光るので、その瞬間に取る(笑)。