今、水曜21時の“視聴率バトル”がテレビ業界で注目されているという。「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系列)と「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系列)の仁義なき戦いだ。
 言うまでもなく、「ホンマ」は2009年から放送されている長寿番組。一方、「上田と女」は今年4月からスタートした新番組だ。

 図式としては「後輩が先輩の胸を借りている」ことになるわけだが、それはMCも同じだ。

「ホンマ」は明石家さんま(67)、「上田と女」は上田晋也(52)。名実共に業界トップのMCだが、やはり「後輩が先輩の胸を……」というわけだ。民放キー局でバラエティ番組を制作しているベテランスタッフが言う。

「オンエア前からテレビ業界では話題になっていました。今のところ視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、上田さんに軍配が上がっています。8月17日放送の『上田と女』と『ホンマ』の視聴率を見ると、“世帯”は7・7%と6・2%、“コア”は4・7%と2・2%という結果でした」

 どんなバラエティ番組でも、さんまは自家薬籠中の物とする。特にトーク番組は、人気も評価も高い。

「さんまさんは得意とする“トーク番組”で、上田さんに視聴率で負けてしまったわけです。『ひょっとすると、さんまさんは、内心穏やかではないのでは』とテレビ業界の大きな関心事になっているのです」(同・スタッフ)