ちむどんどんの料理人・矢作知洋

「台本を読んだとき、矢作は思考回路がちょっとねじれている人だなって思いました。暢子に対してあえてきつく嫌な言い方をしてしまう。でも、暢子が作ったものを食べて“うめー!”って素直に言える純粋さを持っている。そういうところが彼の面白いところですし、そういう気難しい感じと、料理に素直なところの両方をうまく表現できたら、魅力的な人物になるんじゃないかと思って演じてきました」


普段あまり料理をしないと語る井之脇は、料理人役を演じるに当たり日々練習を。

「最初のころ料理監修の方に、イタリア料理の練習にはカルパッチョがいいよって教えていただいて。魚ってやわらかいので包丁を引いて使って、一緒に盛り合わせるラディッシュはかたいので押して切るから、2種類の使い方が練習できるんです。なので、昨年末と今年の頭は、毎晩カルパッチョを食べていました(笑)。沖縄料理の練習で、島らっきょうの代わりに玉ねぎをむく練習もしましたね」